ビュォォォォォォォーーーーーー



向かい風を受け、肩まで伸びている栗色の髪の毛をなびかせながら
アタシ、ポポ・ルーシーは焦っていた。




「はやくしないとタイムリミットになっちゃう~っ」


急いでいるからはやく前に進みたいってゆーのに
風はアタシの都合なんてしらんぷりで
ますます強く向かってくる。

おかげでアタシのまたがっているほうきはフラフラと空を飛んでいてーーーーー……



…なんて、いまはそんな説明してるところじゃないんだった!


ほうきがフラフラしてて不安定だろうが
前から風がふいてきてせっかくとかした髪がボサボサになろうが
そんなのかまっちゃいられない!




え?なんでこんなに急いでいるのかって?













それはねーーーーーーー……