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圭介と付き合い始めてもう1年――――――






あれからあたしたちは、特に特別なこともなく普通の生活を送っている。




「もう卒業か…」



そう、あたしたちはあと1週間でこの学校を卒業する。




あたしも圭介も同じ大学に合格したから、大学生になったら二人で暮らす予定。




「あたし、やっぱりマンションがよかった」



「そんなこと言うなよ、今のバイト代じゃアパートだってギリギリなんだから」



「うそうそ、あたし、圭介といれたらそれでいい」



そう言って圭介の肩に頭をのせると、優しく撫でてくれた。







幸せだな…