GIRL Story

竜は何も言い返してこなかった。
ただ困った様に優奈をずっと見つめていた。

「……………………。」



「本気にすんなよ。」

暫くしてそう言って竜はトボトボ歩き始めた。

優奈は内心ホッとしていた。

(それ以上言ってこなかった竜はきっと、友達でいる事を選んでくれたんだね?)

そう思い竜に駆け寄っていく。