竜と優奈は30階建てのビルで仙台の夜景を横に見つめ合っていた。



不器用な竜が私の為に用意したロケーション。



言葉は少なめ。




「誕生日おめでとう。」


真っ直ぐ優奈を見つめて竜は言った。


「ありがとう。」



ポケットから小さい箱を優奈に差し出す。