「ふ~ん。キャバはちゃんとした仕事じゃないんだ。」

そう言う修二に否定をする前に言われた。

「頑張ってね。」

優しくそれだけ言うと修二は帰って行った。

結局修二の事を優奈は何もわからなかった。

きっと修二も同じことだろう。


優奈は改めて薄っぺらな恋愛をしていた自分を恥じた。

(バイバイ。修二。)

心でそう言っても切ない気持ちにすらならなかった。


その後優奈は仕事を辞めた。