私たちの準備が整うと周りには何事か?と道ゆく人がこちらをチラチラ見ている人や、止まってくれる人も出てきた。


周りには結構な人数が集まってきたので、

賢介は、

賢介「俺たちは、高校生バンドです。
まだまだ、未熟ですが、どうか聞いてください。
シェアで、一粒の勇気」



賢介が喋り終わると、哲のバッチの音で始まる。



哲、賢介、ひろの音が綺麗に混じり合ったら私の歌がスタートする。



オーディションの時よりも何倍も楽しかった。

皆で顔を見渡せ、ニコッと笑いながら歌う歌は今までで一番気持ち良く歌えた。