再びミナにお礼を言い、時計を見るとそろそろ昼休みが終わる頃。


自分の机に戻り、ご時限目の授業を受ける準備をする。


ご時限目は世界史をやったが、全く頭に入ってこない。


まぁ。俺がバカってこともあるんだけれども。

凛のことを考えちゃってなー・・・・・・。


どうしたら仲良くなれるのか、どうしたら近づけるのかとばかり考えてしまう。

だって、男子恐怖症だぜ?

普通にしてたら絶対ダメだろ。


そのお陰で、先生に当てられた時は大変な目に合った。


長く感じた世界史は終わり、チャイムが鳴る。


まぁ、テスト前に勉強すれば頭に入るだろう、と楽な道に逃げ、気晴らしに廊下へ出る。