ーーーーーーーーーー刹那。


勇輝は何か察したように、表情を変えてミナを見つめる。

その後、切なそうな顔で勇輝が俺を見る。


え?

何??

どうなってんの?


全く話についていけない・・・・・・。


ミナは勇輝の袖を掴みながら、振り絞るような小さな声で俺を見ずに、最悪の言葉を放つ。




「本当、だよ。凛ちゃんは男子恐怖症」




神様。


マンガのように次々と壁が出てくる恋愛がしたい、って、確かに俺は言いました。


けど、こんな超巨大な壁。


あまりにも高すぎないか?