俺の頭の中では小さな俺の分身が四、五人。

白い大きな机を中心とし、円になっている。

会議室の頭上には何故か豆電球。

「誕生日とか?」

「いやいや、住所だろ」

「住所知ってどうするつもりだよ、俺」

「ストーキングなんてしないし!」

十分脳内会議が意見を出しあったとき。


ピカーン


会議室の頭上にある豆電球がピカリと光った。


「そうだ、アレを確かめなきゃだめじゃんか」

立ち上がって一人が言い、周りも次々に立ち上がって「そうだそうだー」と連呼。

よし、意見がまとまったぞ!