傾城は時の氏神

雅「あの時はお互いに考えなかったが総司に言われて気づいた。誤魔化すつもりで炭を買ったが、この初夏に炭を買うなんていい武家か料亭くらいだろ。」




土「はぁ.....」




土方は呆れたように溜息をつくと




頬杖を付いて雅を見た。




土「お前は優秀なんだかバカなんだが良くわからねぇな。」




雅「すまん...,」





恥ずかしそうに俯くと土方は笑った。




土「まぁ助かった。今から武田達の隊を向かわせる。あぁ、山崎には報告したか?」




雅「あ....」




土「あいつ今頃無駄なところ走り回ってるだろーな。」




哀れむ視線を外に向けると




土方は雅の頭を撫でた。




土「よくやった。しばらく休んでろ。」




襖を閉めて出て行く土方を見て




雅は頬が熱くなるのを感じた。