雅「ん....」




急に正座した雅を見て




満足気に笑みを浮かべた。




土「攘夷派の奴らが妙な動きをしてるらしい。探ってこい。」




雅「長州とか土佐の連中か?」




土「あぁ....」




机に肘を付くと




土方は眉間にシワを寄せた。




土「それだけじゃねぇ。他のやつも混じってるっつー噂だ。」




雅「探ればいいんだな?」




土「そうだ。」




雅「分かった。一ついいか?」




土「なんだ?」




雅「さすがに一人じゃ時間がかかりすぎる。もう一人忍びの奴を頼めないか?」




土「山崎か?」




雅「あぁ。天井裏にいるやつ。」




雅は目線を土方から移さないまま




天井を指差した。




土「ご指名だ。山崎。」




丞「はい。」




スタッ...




華麗に降り立つと雅の前に座る。




丞「山崎丞言います。宜しくたのむわ。」




笑って雅を見ると無表情だった。




雅「お前.....」




丞「ん?」




雅「へっっっっったくそだな。」




丞「はぁぁぁ⁉︎⁉︎」




土「ぶふっ....!」