花「失礼致します。」



襖を開けると見知った顔が既に宴会を始めていた。



花「....高杉さん。」



高「よぉ!おせぇんだよ〜。」



桂「晋作...女子をそう急かすんじゃないよ。準備があるだろう。」



苦笑いをしながら目で謝る桂を見て



軽く会釈をすると高杉に向き直る。



花「高杉さん...いつも言っていると思うんですけどね....お座敷に三味線を持ち込まないで下さい。」



高「悪い悪い‼︎」



謝りながらも全く反省の無い高杉を見て



何度目かのため息を吐くと



徳利をもち桂の前に座った。



花「どうぞ。」



桂「ありがとう。」