傾城は時の氏神

雅は悔しさに顔を歪め




ただ俯いて涙を流した。




土「お前はもう落ちた。」




雅「っ.....」




土「今ここで誓え。俺らの為に力を発揮するってな。」




雅は俯いていたが




顔をあげると土方に言った。




雅「2つだけお願いがある...」




土「言ってみろ。」




雅「まず私を身請けして。じゃなきゃ働かない。それから桂さんには手を出さないで。」




土「身請けか。金は都合をつける。良いだろ。桂の件に関しても分かった。ただし...長州には手出しする。それはゆずれねぇ。」




雅「分かった....」




土方は満足気にうなずくと




蔵の木戸を開けた。




土「もうお前は俺らの物だ。こちら側に就いたんだから覚悟しとけ。さっきは悪かったな。だが早速仕事だ。」




雅「はい...」




ふらふらと立ち上がると




土方の後に着いていった。