カタンッ!!




土「ごちゃごちゃうるせぇ野郎だな....お前には関係ないだろーが。」




盃を叩き付けるように盆に置くと




睨みつけるように桂を見据える。




土「惚れてんのか?」




にやりと笑いながら刀を持った。




桂「っ.....」




桂も刀に手をかける。




土「何やってんだおめぇ。」




構える桂を見て首を傾げる。




桂「は...?」




土「残念ながら今日は非番だからな。隊服を着てる時の俺は鬼だ。少しでも怪しい動きしてみろ。金物の味を知ることになる...」




桂「太夫は....」




土「はっ....」




馬鹿にしたように笑うと




土方は桂の肩に手を置き囁いた。




土「んなに大事なもんならな....目放すんじゃねぇよ....」




不敵に目線を送ると去って行った。




桂「土方っ....」




桂は土方の背中を睨んでいたが




姿が見えなくなると




崩れ落ちるようにその場に座り込んだ。