それからしばらくは酌をしたりと



和やかな宴が進んでいた。



花「そしたら、その江戸の試衛館言うところで皆さんお会いにならはったん?」



総「えぇ‼︎それで私はそこの塾頭‼︎まぁ今は投げ出して京に来ちゃいました‼︎」



花「沖田さんはお強いんやなぁ。」



総「ははは‼︎まぁ〜そうかもしれない‼︎」



左「んで‼︎壬生浪士組になったんだけどな、つい先日松平様から新選組っていう名を貰ったんだ‼︎」



花「新選組...よろしおますな〜。」



盛り上がる総司達に土方が口を挟む。



土「あんまペラペラ喋んな。」



総「いいじゃないですか〜。土方さん拗ねてるんでしょう‼︎花君さん、土方さんも相手してあげてくださいよ‼︎」



総司に瓶を持たされると



花君は土方の前に座った。



花「土方さん...どうぞ。」



土「いらねぇ。酒は自分でつぐ。」



花「いけずやわ〜。一杯だけ。」



土「.....」



土方は花君を睨むも引かない様子を見て



仕方なく杯を出した。



土「お前は俺らが、怖くねぇのか?」