いつも他人に興味を示さない汐見くんが、
私に声を掛け、
拾うのを手伝ってくれた。




「これ、職員室まで持ってくの?」



「え?あ、うん…。」



「半分貸して。」






そう言うと汐見くんは、
集めた課題の3分の1を持ってくれた。




「悪いよ!!私が日直なのに。」




「また散らかして廊下通れない方が迷惑だし。」