正格と見た目の地味さから、
女の子達から煙たがられている、
私の隣の席の汐見陽翔くん。





「琥珀もクジ運がないねぇ。
汐見と隣の席とか。」



友達からはそう言われた。




でも…。


汐見くんは優しいのを知っていた。





私が日直の日、
職員室まで課題を持っていこうとした時…。