俺が、言おうとすると急に杏が倒れた。

抱きかかえてみると、その小ささに息を呑んだ。

「杏??_おい、しっかりしろ!!」

俺の声を聞いたのか、先に行っていたやつらが戻ってきた。

「どしたの??って、杏ちゃん!!」

「来!真島のところ電話しろ!」
 

「おう!」  

真島は、まっ、世に言う闇医者。俺らのような、警察沙汰に出来ないことを受け持っている。

「佑真!車呼べ!」
 
「わ、わかった!」

「龍。俺は?」

「奏は・・・、なにもするな。」

「う、うん(涙)」


                                                         

__________________________数分後。


「若様!どうされました!」
 
「おう、こいつが急に倒れたんだ。真島のところまで頼む。」

「その、女性は?」

「っ、話は後だ!!急げ!」

「分かりました。」
こいつは、俺の執事?見たいなやつだ、名は雪村。


「みなさん。早く乗ってください!。」

「「「おう!!」」」

   






















こいつ、大丈夫なのか?

俺は、不安がいっぱいだった。

「龍!あっちで、ひと段落ついたらきちんと話してくれよ。杏の事。」

「おう、お前らにも知ってもらいたいから。」


來たちは、杏の事、どう思うんだろうか?・・・・・・・・・・・嫌、誰が何に言おうが知ったこっちゃねぇ。

俺は、杏を守りきるんだ!」