登校するときにそんな事があったんだ 今更緊張するはずがない ていうか、もう学校に来たくないな……………… 私はもう一度大きなため息をついた それと同時に授業開始を知らせるチャイムが校舎全体に響いた 「では、そろそろ行きましょうか。」 白髪混じりのおじさんが私をクラスに案内するために椅子から腰を上げた 「はい。」 私もクラスへ向かうために白髪混じりのおじさんのあとに続いた そしてこっそり自己紹介の練習をした 昨日の夜、寝れなかったから考えておいた その文を心の中で一回だけ唱えた