(今、私がこんなにショックを受けてるのはシュウが嘘を吐いたから…
……ううん、そうじゃない。
ここあちゃんとシュウがしようとしてることに気付いてしまったから。
でも、ここあちゃんもシュウもお互いを本気で好きなわけじゃない。
ここあちゃんにはハヤト君がいて、シュウには私がいる。
これは作者が決めた設定だから変わることはない。
……設定…?)
そういえば、賢者のおじいさんが言ってた。
どうでも良いことなら出来るけど、大きく展開が変わることは出来ないっていうようなことを…
じゃあ、シュウとここあちゃんが浮気をしようとしてることも…たいしたことじゃないってことなんだね…
これが本気の恋愛なら問題だけど、遊びのつきあいなら全然OKってことなんだ。
私はそんなどうでも良いことに、こんなに深く傷付いて……
(やっぱり、私にはいろんな経験が足りないんだ。
だからこんな風になってしまう…まるで世界が壊れてしまうみたいな気持ちになって…
いい年して馬鹿みたい…
私は浮気されてもきっとシュウが好きなことには変わらないと思う…だけど、それは浮気を笑って許せるってこととは違う。
どうしても許せなかったら、私はどうすれば良いんだろう?
ますますシュウのことを受け入れられなくなったら…それこそどっちにとっても不幸なことになってしまう。)
なんとかして、考えを切り換えなきゃいけない。
そんなこと、男の人にはよくあることだって思えるように…
でも、こんな私がそんな割りきった考えを出来るだろうか?
(……そうだ。
私も誰かと遊びの恋をすれば良いんだ…
だいたい、今までシュウ以外つきあった人がいなくて、男友達さえいなかったってことがおかしいんだもん。
最近は以前よりずっと他人と気軽に話せるようになって来た。
でも、私はやっぱりシュウ以外の人に目を向けたことはなかったし、女友達さえも一人もいない。
私が関わってるのは、シュウとおじいさんだけ。
……私の交際範囲はなんて狭いんだろう…
こんなんじゃ駄目だ…変わらなきゃ!)
なんだか妙にやる気のようなものがわいてきた。
でも、どこか間違ってるような気もする。
間違ってたってなんだって良い…ずっともやもやしてるより。
私の思考はなんだかおかしな所に辿りついたけど、とにかくそのことで心は落ちついたのは事実なんだから。
……ううん、そうじゃない。
ここあちゃんとシュウがしようとしてることに気付いてしまったから。
でも、ここあちゃんもシュウもお互いを本気で好きなわけじゃない。
ここあちゃんにはハヤト君がいて、シュウには私がいる。
これは作者が決めた設定だから変わることはない。
……設定…?)
そういえば、賢者のおじいさんが言ってた。
どうでも良いことなら出来るけど、大きく展開が変わることは出来ないっていうようなことを…
じゃあ、シュウとここあちゃんが浮気をしようとしてることも…たいしたことじゃないってことなんだね…
これが本気の恋愛なら問題だけど、遊びのつきあいなら全然OKってことなんだ。
私はそんなどうでも良いことに、こんなに深く傷付いて……
(やっぱり、私にはいろんな経験が足りないんだ。
だからこんな風になってしまう…まるで世界が壊れてしまうみたいな気持ちになって…
いい年して馬鹿みたい…
私は浮気されてもきっとシュウが好きなことには変わらないと思う…だけど、それは浮気を笑って許せるってこととは違う。
どうしても許せなかったら、私はどうすれば良いんだろう?
ますますシュウのことを受け入れられなくなったら…それこそどっちにとっても不幸なことになってしまう。)
なんとかして、考えを切り換えなきゃいけない。
そんなこと、男の人にはよくあることだって思えるように…
でも、こんな私がそんな割りきった考えを出来るだろうか?
(……そうだ。
私も誰かと遊びの恋をすれば良いんだ…
だいたい、今までシュウ以外つきあった人がいなくて、男友達さえいなかったってことがおかしいんだもん。
最近は以前よりずっと他人と気軽に話せるようになって来た。
でも、私はやっぱりシュウ以外の人に目を向けたことはなかったし、女友達さえも一人もいない。
私が関わってるのは、シュウとおじいさんだけ。
……私の交際範囲はなんて狭いんだろう…
こんなんじゃ駄目だ…変わらなきゃ!)
なんだか妙にやる気のようなものがわいてきた。
でも、どこか間違ってるような気もする。
間違ってたってなんだって良い…ずっともやもやしてるより。
私の思考はなんだかおかしな所に辿りついたけど、とにかくそのことで心は落ちついたのは事実なんだから。



