信じる事は何かの始まり

理科の移動教室で。

そんな毎日も薄れてきた頃
他に仲良くなった友達と一緒に
理科室へ入ろうとすると

担任の先生が

入ってくるな。
図書室にでも行ってろ。

と、冷たくいい払い
私を追い出しました。

なんで私ばかり・・・

いつからかそう思うようになりました。

図書室に行っても誰もいなくて
寂しい空間でした。
私はドアから一番遠い角に座り込み
1人で俯いていました。

私はなにをしたの?
わたしの存在がいけないの?

何度も自問自答を繰り返しました。

そんなことをしていると
ドアの開く音が聞こえました。
友達が迎えにきてくれたのです。

とても嬉しかった事を忘れません。

理科室に向かうと
友達は、大変だったね。
と言うだけで
他には何も言いませんでした。