ーーー…




「は…だ…うぶなんですか?!」



「安し…くだ…い」




…ここは?


見慣れない白い天井


鼻を刺すような、ツーンとした薬品の匂い


近くで誰か騒いでいるような




思い瞼をゆっくりと開ける















「花っ!!!」












大好きな友達の声









「莉緒、ちゃん…?」


「そうだよ!花、具合悪いの気づいてあげられなくてごめんね、本当にごめんね」


「大丈夫、心配しないで



ここは…?」



「保健室だよ」



そう言ったのはカッキー




「感謝しなよ



…ここまで運んだの、柿澤なんだから」