「えっ?何で」
「だって、空は何処にいても同じ空を見れる!同じ時間の、同じ星を見れるから。そう
思えば、今一緒の空を見てると思えば寂しさ紛れるからだって。」

話をしながら、カナはうっすらと涙を浮かべていた。
何が言いたかったのか…俺には分かった気もした。

涙を浮かべたカナの目は凄く綺麗で、澄んだ目をしていた。
「俺でよければ………いいよ。」

とっさに出た一言!でも言葉に嘘はなかった。

「本当に?後悔しない?嘘じゃないよね?」
「うん!こちらこそ迷惑かけますが、宜しく!」
急にカナは抱きついてきた!俺もそっと腕を回した。

「愛してる。」
かすかに聞こえた声…。

その次の瞬間
おめでとうーーーー



何だよ付き合うのか!
早くキスしろー

っとどこからともなく聞こえてきた!

そうマコト達を初め、地元の仲間がこっそり見ていたのだ。
俺はとっさにカナから離れようとした。

「駄目!ちゃんとみんなに彼女出来た事紹介しなよ(笑)」

ゆっくりと仲間の前に二人で歩いていった!手を繫ぎながら
拍手やら冷やかしにあいながらも、紹介をした!

俺は気づかなかったが、とても嬉しそうな顔をしてたそうだ。
今日からカナとの、思い出目次ページが刻まれた!!