(さっ寒いー)

僕は身震いをして目が覚めた。ふと部屋を見渡せば、他の仲間は未だ夢心地!

(よく、寝れるな…)

僕は布団から重い腰を上げて、カーテンを開けて外を見渡した!

外はとても綺麗に輝いていた。

時間は午前11時。今日は夕方までチェックアウトしなくていいので、のんびり出来る!

昨日はよほど騒いだ為に、皆は起きる気配もしない!
僕は一人で宿を探索して、贅沢に朝風呂に入る事にした!

廊下に出るとすでにチェックアウトを済ませた部屋を掃除している光景が目に入った

遅く起きた朝だから、目にした光景

まるで僕等が貸し切ったぐらいの静けさだった
(おはようございます)

従業員からの挨拶も交わして玄関まで来た。

いつもはチェックアウトに追われて、バタバタする時間に時間を気にせず思い思いに時間を使う。

一番の贅沢だと思った

冷えた身体を擦りながら、露天風呂へ向かった。

ガラガラ

Doorを開けると、正にこれぞ温泉というくらい硫黄が立ち込めてくる。
まだ身体を洗う場所にも洗面器もない!
着替える場所に山積みになっているのを、自分で取りに行って身体を洗った。

遅く起きた朝は、いつもと違う朝が見えた