普段と変わらず渋谷の街を眺めてた


「よおー久しぶりだなー元気か?」
その声に覚えはなかった…振り返ると
「あっ?もしかして大輔かよーー」

「久しぶり、まさか渋谷で会うとは。隣は誰?」
「今付合っている彼女、名前は加奈子っていうんだ。」
「初めまして、唯人です!宜しく」


これがカナとの出会いだった。
髪の長い大きな目をした彼女、じっと見てると吸い込まれる感じすら覚えた。

三人で約一時間程話をした。

三人共通の話題など有る訳がない、二人の出会いや俺の自己紹介で時間は過ぎていった…。


「じゃあ、俺はこれで!二人でどうぞ楽しんでね。」




この時僕は、もう出会う事はないと思ってた。
まさか偶然の出会いがあるとは知らずに……。