「萌華…」
アタシは泣いてた。
ボロボロ泣いてた。
なんで?なんで?
「アタシ…大雅が好き。だから、だから…いなくならないで。ヤダよ。いきなり消えちゃうの。スゴく不安だったんだから」
怖かった。
おばけ屋敷より
大雅がこのまま帰って来ないんじゃないかって
「アタシに隠し事してていいから。アタシ、怒らないから、だから、だから、いなくならないで」
大雅はアタシを抱き締めた。
「ごめん。俺がバカでした」
大雅はアタシのことずっと抱き締めてた
「二度といなくならない。なにがあっても一緒にいる」
大雅はアタシに何度もそう言ってくれた
