大雅がアタシを連れてきたのは小さな丘 小高い丘 ネズミーランドが一望出来る 「萌華っ!」 お姫様抱っこされたままのアタシ 「笑えてんじゃん。上出来」 上から目線の大雅 アタシは目をつむる。 だけど… 「いいぞっ、若様っ」 「押し倒すんだっ」 「そのまま馬乗りっ」 「キース、キース、キース」 「青春ですねっ」 …………声がする アタシは目を開けた。 「悪い、萌華」 大雅はそう言ってアタシを落っことした…