大雅はアタシを引っ張って走る。ダッシュ 全力ダッシュっ アタシは心臓バクバク 後ろのゾンビも怖いけど大雅と一緒に走ってることがドキドキしてた… あったかくて、おっきな大雅の手はアタシの手を優しく包んでくれてて、でもちゃんと引っ張ってる。 てか…優しい、大雅 絶対、置いてくと思った。 あーあ、ズルい どんどん好きになっちゃうじゃん 普段、イジワルだから余計に好きになるよ アタシはチラッと大雅を見る。 「何ニヤニヤしてんだよ!走れチビ女」 大雅はグッとアタシの手を握り引っ張る。