真っ暗な建物。 明かりは大雅が持ってるペンライトだけ… 「やだぁ、無理、無理ぃ」 死んじゃう… 「バカっ、服を引っ張るな。しゃがむなっ、泣くなぁぁ」 「泣いてない…」 アタシは震えてそりゃもう怖かった。 次々と来るオバケ 無理です… 「こっ、腰が抜けた…」 アタシはそのまま座りこむ。 「はぁぁぁ??」 「大雅っ、後ろっ後ろっ」 アタシは指を差す。 「ん?」 大雅がくるりと振り返る。 「うあぁぁぁぁぁぁぁぁ」 大雅の後ろにはゾンビ。