『先日は大変お世話になりました。一条小百合です。実は折り入って五十嵐様にお願いがありまして本日の午後5時にお会いできないでしょうか?もちろん突然の連絡で大変迷惑だとは思いますが私のお願いを聞いていただけないでしょうか?報酬はそれなりに用意しております』


何だ、この超優雅メール。

貴族の手紙かっ。

小百合さん…報酬って。


「なになに?誰からのメール?」

高橋が覗きこもうとする。

「あ、中学の時の友達。てか見るな変態」

「うわ、ヒデー。俺は変態じゃねーし」