「それ以前に嫌だよっ。アタシはあんたと付き合いたくないっ」
バッサリと言い切る。
「へぇ、俺の言うこと聞けないんだ。そうか、そうか。仕方ないな。じゃあ何をして遊ぼうかな」
ニヤァァと笑う深川。
えーっと…
「今度の体育祭のクラス対抗リレー。各クラスから2チームでるじゃん?それで萌華のチームが深川君のチームより順位が上だったら付き合わないで、下だったら付き合うのっ。これ良くない?」
詩穂…、なんで楽しそうな目をしてるんだよ。
「萌華もリレーのメンバーだし丁度いいよね」
笑顔の詩穂。
悪魔にしか見えないよ。
「ま、捨て身の嫌がらせだと思え」
大雅がとびっきりの顔で微笑んだ
