「ヤンキーのたまり場、手当たり次第にあたるぞ」


俺はリムジンの中で足を組む。




なにが

「じゃあね大雅」




じゃあねじゃねーよ。




ムカつくんだよ。

あんな悲しそうな笑顔見たくもねぇ。

あんな泣きそうな声で俺の名前を気安く呼ぶな。




黒髪を汚して


チャラチャラしたやつと一緒にいるなんて


許さねぇ。




萌華…



お前は俺の女だろ?