「…榛葉さん、一条家からの電話です。五十嵐 萌華様に」
ジェーンさんが自分のスマホを見る。
「貸してください…」
アタシはジェーンさんから電話を受け取った。
『大事ないですか?随分と私の者たちがご迷惑をおかけしたみたいで…』
「大雅は?」
アタシはすぐに聞いた。
小百合さんの笑い声が聞こえる
ムカつく
こんな女が
アタシのグループの頭
『私のものです。アナタが弱いからこんなことになるんですよ?あぁ、次に大雅さんと話したら怪我じゃ済みませんよ?
あなたも死にたく…』
「アタシの男に手ぇ出すんじゃねーよ。今、家だろ?そっちに行くから首洗って待っておけっ!」
アタシはそう言って電話を切った
