「…ん、大雅…」 アタシが目覚めてすぐに言ったのは彼氏の名前。 身体のあちこちが痛い… ここは…病院? アタシは起き上がろうとしたけど身体が痛くて起き上がれない… 「萌華…気がついたんだ」 嬉しそうに笑うのは詩穂。 「……アタシ、どうなった?」 詩穂の後ろには東田の姿。 「大丈夫。手ぇ出される前に全員ぶっ飛ばした」 ニカッと笑う東田。 「ありがとう。川本も」