アタシは抵抗した。 でも、身体は殴られたり蹴られたりしたせいか思うように動かない。 きつく手首を縛られてアタシは座らせられた。 「泣いてんのかよ…」 「ヤダ…やめて下さい。助けて、助けて」 男は乾いた唇をなめる。 「余計にそそられる」 「大雅っ。大雅ぁ…助けて。大雅ぁ助けて」 大雅っ。 大雅… ヤダ 恐いよ。 大雅… 「彼氏の名前言うなよ。ったく面倒な女だな」 男がアタシの腹部を殴るとアタシは意識が飛んだ…