っ、…クソッ、クソッ。 俺のバカ、バカっ なんで、なんで近くにいてやらなかったんだよっ。 泣いてるに決まってる。 泣いて俺の名前を呼んでるに違いない。 あのか弱い身体じゃ 何されるか分からねぇ。 玩具にされて捨てられる? 俺の萌華が… 俺の萌華が… クッソ 「分かったから…俺はお前のモノになるからっ」 「萌華を助けてくれっ」 小百合は微笑んだ。