小百合は俺を自分の部屋に招き入れ話始めた。 「嬉しいです。大雅さんのほうから会いに来てくれるなんて」 俺を鷹のような目付きで見る小百合。 「紅茶です」 俺は小百合に勧められた紅茶に手をつけず足を組む。 「最近は物騒なことに足を突っ込んでると聞いたが?」 小百合はニコリと微笑む。 「えぇ、まあ。ですが皆さん優しい方ばかりですよ」 長いまつげを少し伏せる。 「怒ってます?」 「いや」 俺が答えると小百合は微笑む。