小百合と初めて会ったのは七才の時。 大人ばかりのパーティで会った 小百合は明るく俺を慕ってくれている。 それは今もそうだが 小百合はワガママだ。 欲しいものが手に入らないと途端に機嫌が悪くなり何をしてでも手に入れたがる。 俺はそんな小百合にビビって許嫁になれと言われ断れなかった。 「大雅さんっ」 そう言って俺に抱きつく小百合を俺は冷ややかな目付きでみていた。