次の日 俺は学校を早退して一条の屋敷に向かった。 萌華には詩穂や太一がついているから大丈夫だろう。 運転するのは榛葉。 音もなく駐車した車から俺は降りて一条の屋敷を睨む。 洋風の外観通り中も洋風の屋敷はいつ来ても好きになれなかった。 それは廊下に飾ってある趣味の悪い絵画のせいかもしれないし 毎回だされる紅茶が嫌いだからかもしれない いや… 小百合が嫌いだからだろうな