「……萌華?」


「何?」


「なんか、黒いオーラが出てるんですけど」


大雅の家に帰ると大雅がアタシに対して言った。


「ごめん、今日ちょっと中学のときの友達とケンカしたから」




東田と川本。


年はアタシより一つ上だけど気を許せるアタシの仲間。



そんな二人の出現でアタシは戸惑っていた。



アタシのグループが小百合さんの手でグチャグチャにされてる…


気持ちがいいものじゃない。




アタシにとってグループは落ち着ける場所だったし

つるむのが楽しかった。