「じゃあ、俺たちのこと見捨てんのかよ!」 「それとこれは違う!自分たちでどうにかして!アタシはもうケンカしないし、酒もタバコもしない。 もう不良じゃないんだよっ」 アタシはそう言ったけど顔を曇らせる… 放っておけない… 助けたい… そんな感情がわき出る。 「そんなに深川大雅がいいのかよっ。俺たちよりあんなボンボンがいいのかよっ」 「大雅はボンボンじゃないっ」 「川本っ!」 東田が叫ぶ。 川本は急に黙った。