「「萌華ぁぁぁぁぁぁ」」 聞き慣れた声。 …………大雅じゃない。 詩穂でもない。 この声… 「トウッ」 そう言って目の前に現れた青年二人がヤンキーを倒す。 目にも止まらぬ早業。 アタシに絡んできたヤンキーたちは直ぐに逃げて行った。 「探したぜ。番長」 そう言ったのは朱色がかった髪の青年… 「東田……それに、川本」 にぃっと笑うのは金髪の青年。