「で、深川君は何色が好きなの?」 リムジンの中で詩穂が大雅に聞く。 「…黒。紫も好きだけど」 「ふーん」 意味深な笑みを浮かべる詩穂の考えてることは何となく分かった。 「じゃ、俺らゲーセンにいるから終わったら連絡しろよな」 大雅はそう言うと高橋と一緒にゲーセンの中に入っていった。 「萌華、黒と紫!」 ……お店でそんなこと言わないでください。 詩穂はハイテンションでアタシに下着をあてる。