「…じゃあ、護衛にジェーンと一緒に行け。俺と太一は違う店にいるから」 「え゛、ジェーンさんに悪いよ!忙しいんだし」 「大丈夫か?絶対に一人になるなよ。絶対だぞ」 「そんな大丈夫だよ。詩穂のそばを離れないから」 アタシが笑うと大雅は不安そうにしてスマホを取り出す。 「やっぱ、ジェーンに連絡しとくか…」 「いや、大丈夫だから!ホントに大丈夫だよ」 「……ホントか?」 心配そうな大雅を見てアタシは笑った。