「…………てなわけで」

アタシは今までのいきさつを詩穂に説明した。

教室の反対側では大雅と高橋が話してる。


たぶん、同じ話しだろう。




「狙われる彼女を守る彼氏…超カッコいいじゃんっ。何それ?深川君、そんなお金持ちでカッコいいとかズルい」


案の定、詩穂はその反応。



「抱かれた感想とか無いの?」



興味津々な詩穂…



「優しい?あ、それは無いよねSっ気あるからなー。

強引なカンジ?キスもどんな」



「……優しいよ。意外と。まあ痛がっても心配はしてくれなかったけど」



「うわー、生々しい」