大雅はそう言って立ち上がる。
アタシも慌てて立ち上がった。
「車出せ。萌華んちまでだ」
「御意」
軽く礼をする榛葉さんを横目に大雅はアタシの腕をつかんで歩き出した。
大雅はそのままアタシを引きずり車に押し込む。
リムジンの中でアタシは大雅の隣に座りチラリと大雅を見る。
長い足を見せつけるように伸ばしてvネックの黒いTシャツからは太い首筋が見える。
色っぽい
アタシはそんな大雅を見てそんなことを考える。
大雅はアタシの視線に気がついたのかアタシの髪の毛をなでる。
「キスマーク…見えてんぞ」
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