「ん……」 わずかに残る下腹部の痛み。 そうだ… アタシ、大雅に抱かれてそのまま寝ちゃったんだ… 「どうした?」 起きたアタシを気遣って大雅が声をかけてくれる。 「まだ明け方だし、寝てろ」 アタシの長い髪の毛をなでる。 「それとも何?もう一回?」 「…まだいい」 アタシは布団に潜り込む。 大雅はアタシを抱き寄せて目を閉じる。 「あー、幸せ。俺、萌華に会えてよかった」 そんな恥ずかしいことを言いながら大雅は眠りについた…