「なんだよ、これ…」 俺がスマホを開いたのは小百合と会って家に帰った後 マナーモードにしてたから気がつかなかった。 数百件もある着信… 相手は 五十嵐 萌華 途中から公衆電話からになってるが間違いなく萌華だろう すぐに電話はかかってきて 俺はすぐに出た。 『……大雅』 消え入りそうな萌華の声。 泣いてる? 「どうしたんだよ」 一瞬、恐ろしくなった。 予想がつく…