──しばらくして、


長瀬先輩のソレが離れた。



「い、いいい今のは……?」



「ん?なんでもいいって言われたから
キスしただけだけど?
後これからは、俺と一緒に住む事。
お礼はこれでいいよね?」


ニコッと微笑んで言う先輩。


「えぇ!む、無理ですっ。
第一一緒に住むなんて、
お母さんがどういうか──」


「もう了解もらってるよ?」


わ……。本気だ。先輩っ!
しかも、笑みが黒い………。


もう、頷くしかないじゃんか。



「わ、分かりました……。」


私は渋々と、同居を納得した。