「んん………」 薄く目を開くと、白い天井。 薬品の匂い。 周りを見渡すとそこは、保健室だった。 目の前には、壁に寄り掛かって スヤスヤと寝ている男の子がいた。 すれ違った誰もが振り返るような 甘いマスクに茶髪。 かっこいいなぁ……。 そう思って男の子をぽ〜っと 見ていると、 男の子は、いきなりパチッと目を覚ました。